引越しの荷造り(梱包)



引越しを行う際に避けて通れない作業が「荷造り」です。部屋の中の荷物をダンボールに詰めていく作業は大変で、面倒くさい作業ですので、計画的に作業を進めていきましょう!


もちろん、引越し会社によっては「おまかせプラン・フルパック」などといった、荷造りもすべて引越業者のスタッフが行ってくれるプランもありますが、当然、その場合の引越し料金は高額になりますので、自分たちでできることは、できるだけ自分たちで行い、引越し費用を節約しましょう。


おまかせプラン・フルパックなどでも荷造りしてもらえない荷物もありますので、事前に確認しておきましょう。


引っ越しの際の荷造りのポイント


 ダンボールは多めに用意する



引越しを何度も行っている人なら分かるかもしれませんが、荷物というものは「自分で思っている以上に多い」ものです。


一人暮らしで、自分では荷物が少ないと思っていても、ダンボールに荷物を詰め込んでいくと、「こんなにも荷物が多かったのか・・・」と思うことも珍しくありません。


荷造りをはじめてダンボールが足りないと作業がストップしてしまいますが、多少多くてもそれほど困りませんので、多めに用意して荷造りの作業に取り掛かりましょう!


ちなみに一般的な荷物量の場合、必要な段ボールの数は以下の通りです。


1人暮らし⇒15~20個

4人家族(大人2+子供2)⇒50~60個


つまり、1人当たり15~20個(小さい子供は少なめ)を目安にダンボールを用意するとよいでしょう。


ダンボールの入手(調達)方法


 ダンボールの中身が分かるように



ダンボールの中身が分かるように、ダンボールの上はもちろん、すべての横の面に、簡単に何が入っているのか、誰の物なのかをペンで大きく書いておきましょう(上だけだと重ねた時に分かりませんよ)。


これは自分のためでもありますし、引越し作業を行う引越し会社の人のタメにもなりますので、必ず書いておきましょう。


引越し先でどのダンボールに何が入っているか、誰の物が入っているのかが分かれば、引越し先での作業が格段にはかどりますよ。


また衣装ケースなど、直接書き込めないものには、紙に書いて、セロテープなどで貼り付けておきましょう。


 ダンボールの数が分かるように



「1・2・3・4・・・・・・・・・」と、ダンボールに数字をふっておけば、引越し先の新居で、引越し作業が終わった後に、ダンボールの総数を確認するために便利です。


 ダンボールは底が抜けないように



ダンボールをテープで貼り付ける時は、上だけでなく、底面も十字に貼り付けて底が抜けないようにしましょう。ただ角などはダンボールを持つ場所でもありますので、この角に貼り付けると、持ち運ぶ時に滑って危険ですので、貼り付けないほうが良いでしょう。


ガムテープを使わずに底面を組立てると、底が抜ける恐れがあり、危険ですのでやめましょう。


 使用しない物から荷造りを始める



荷造りは使用しないものから、奥の部屋(収納)から始めるのが基本です。せっかく荷造りしたのに、引越し時までに必要となり、再びダンボールを空けてしまうことのないように、考えながら荷造りしていきましょう。


 本類(書類)は小さなダンボール箱に



本(書類・雑誌)は少なくても結構な重さになりますので、持ち運ぶ時に楽なように小さな箱に詰めましょう。


いくら引越しのプロに運んでもらうからといっても、1人で無理なく運べる重さに抑えることが基本です。


何も考えずに大きなダンボール箱に本を重ねていき、いざそのダンボールを移動させようとしたら、重くて持てなかった、という経験がある方も多いのでは?( ̄ー ̄;


 必要なものと不用品を分ける



引越し時は不用品を処分するいい機会ですので、必要な物なのか?不要な物なのかを考えながら作業し、不要だと思う物はおもいきって処分する決断をすることも大切です(不用品の処分)。


引越し会社によってはオプション(有料サービス)で不用品の処分を行ってくれる場合もありますので、見積もり時に聞いてみたり、引越し直前にやっぱり不用品として処分する物がでてきたときには問い合わせてみましょう。


 組み立て式の家具



組み立て式の家具は分解するのか?そのまま運んでもらえるのかを、見積もり時に必ず確認しておきましょう。


また分解する時は自分たちで行うのか?引越し会社のスタッフが行ってくれるのかも確認しておきましょう。


自分で分解する場合は、ネジなどの部品をなくさないように、袋などにまとめておきましょう。


 引き出しの中身は出しておく



机の中身はいくらテープでとめていても、運ぶ際にそのテープがはがれて中身が出る危険性がありますので、中身を出して、まとめておきましょう。


またタンスの中身も衣装ケースなどに移しておくことが理想的ですが、引越し会社によってはそのままで良い場合もありますので、いずれにしても見積もり時に確認をとっておいたほうがいいでしょう。


 冷蔵庫



冷蔵庫は前日、または当日まで使用すると思いますが、最低でも引越しの6時間前には電源コンセントを抜いて、霜取をして、運ぶ時に水がたれないようによく拭いておきましょう(できれば前日から霜取を行っておいたほうがいいでしょう)。


電源コンセントを抜いた後は、生物(肉・魚)などが残っていれば、もったいないかもしれませんが、処分するしかありません。


ですので引越し日にあわせて、冷蔵庫の中身を空っぽにするように、冷凍食品なども食べきるようにしましょう。


また常温保存できるものは、食品類としてまとめてダンボールに詰めていきましょう。


クーラーボックスなどがあれば、少量なら新居まで運べる場合もあります(引越し会社がレンタルしている場合もあります)。


 洗濯機



自動洗濯機も引越しの前日までに水抜きをしておきましょう。機種によって若干、方法は違うかもしれませんが、基本的な自動洗濯機の水抜きの方法は・・・


:蛇口を閉めて給水されない状態でスタートボタンを押してホースの中の水を抜く


:給水ホースを外す


:手動で脱水をする


:排水ホースを外す


以上で洗濯機内の水は抜けると思います。たいした作業ではありませんが、引越し会社のスタッフがやってくれる場合もあります。


 石油(灯油)関連の暖房器具



石油ストーブや石油ファンヒーターなどの、石油(灯油)を使用した暖房器具は、必ずカセット容器(タンク)の中や底にたまった石油(灯油)を抜き、ティッシュなどで拭き取り、電池も外しておきましょう。


また灯油や油は危険物となり、引越しの荷物としては運べませんので注意しましょう(バイクを荷物として運んでもらう場合もガソリンを抜いておきましょう)。


 テレビ・ゲーム機・DVDレコーダー・オーディオ類



テレビ・ゲーム機・DVDレコーダー・コンポなどのオーディオ類はケーブルを抜き、それぞれのケーブルが混ざらないようにまとめましょう。


またケーブルを外す際に、どこにケーブルが差さっていたのか、写真を撮っておいたり、色つきのテープで印をつけたり、ペンなどで番号をつけておけば、引越し先で接続する時に迷うことがありませんので便利ですよ。


これらの電化製品の梱包は、大抵、引越し会社のスタッフが行ってくれますが、念のため事前に確認しておきましょう。


 パソコン



パソコンのデータは必ずバックアップをとっておきましょう。もしも引っ越し時に何かあっても、パソコン代は補償されるかもしれませんが、データはどうにもなりませんので。


またパソコンの梱包も引越し会社のスタッフがやってくれる場合が多いですが、事前に確認しておきましょう。


 割れ物(食器類)



食器類などの割れ物は面倒ですが、エアークッション(いわゆるプチプチ)や新聞紙で1つずつ梱包していきましょう。


またダンボールに詰める時も、新聞紙を丸めたり、エアークッションなどを使用して、隙間ができないようにして持ち運ぶ時に食器類が動かないようにし、ダンボールを軽くふってみて、「ガチャガチャ」音がしないか確認しましょう。



 シャンプー・石鹸



シャンプーやリンス、石鹸類などの生活用品は、引越し前日、または当日まで使用すると思いますので、最後に荷造りできるように、専用のダンボールを残しておきましょう。


他の荷物と一緒にした場合、もしもシャンプーやリンスの中身が出てしまったら、「グチャグチャ」になってしまいますから。


また使用中の「ポンプ式のシャンプー・リンス・ボディーシャンプー類」は、購入時と同じようにポンプのノズルを下げた状態でテープなどで固定し、念のためビニール袋に入れてからダンボールに入れましょう。


 エアコン





エアコンは専門の知識と作業が必要となりますので、自分たちで取り外すことが難しいため、引越し会社の方に依頼すると思います。


もちろん取り外しは別料金となると思いますので、事前に確認しておきましょう。


ちなみにエアコンの取り外し、取り付け料金の相場は以下の通りです。


エアコンの取外し⇒5,000円~1万円

エアコンの取付け⇒1万円前後

エアコンの取外し+取付け⇒2万円前後


上記の金額を考えて、エアコンを外して持っていくか?それとも新居では新しいエアコンを買うのかを考えましょう。


 ピアノ





ピアノは引越し会社によって搬送してくれる場合と、荷物として搬送してくれない場合に分かれますので、必ず見積もり時に確認しておきましょう(運んでもらえる場合でも多くの場合、別料金です)。


 貴重品



引越しの荷物として「現金・有価証券・貴金属(宝石)・貯金通帳・キャッシュカード(クレジットカード)・印鑑・再生不能な物(パソコン内のデータ)・危険物(石油)・腐食物(肉・魚)」などは引越しの荷物としては運べませんので、他の荷物と一緒にならないようにし、引越し当日、自分たちで持ち運ぶようにしましょう。


 引越し会社の方はどこまでやってくれるのか?



以上が引越し時の荷造りのポイントですが、必ず事前に引越し会社に、どこまで自分たちでやるのか?引越し会社の方はどこまで行ってくれるのかを確認しておきましょう。


これは引越しプランや引越し会社によって必ず異なりますので、自分たちで「これくらいは引越し会社の方がやってくれるだろう」という勝手な思い込みはやめましょう。


思わぬトラブルや、追加料金が発生するなどがないように、分からないことなどは必ず確認をとっておきましょう。




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